アッシュにしたいのに…なぜかオレンジ?その理由、解説します

「いらっしゃいませ〜」
今日は45日ぶりのご来店。
約1ヶ月半ぶりにお会いするお客さまは、鏡の中で笑顔を見せてくれました。

髪の状態を見てまず感じたのは、思っていたよりも“オレンジ味”が強く出ていること。
でも、お客さまのご希望はアッシュ系。
「光に当たると、オレンジに見えるかも…」という声もありました。

実はこれ、“白髪をしっかり染めたい”と“オレンジになりたくない”という2つの希望のはざまにある、よくあるお悩みなんです。

白髪をしっかり染めたいときに使われるのが、ブラウンベースのヘアカラー剤です。
ブラウンは色の定着力が高く、白髪にもよく入るため、色持ちが良く、ムラになりにくいのが特徴です。

でもその一方で、アッシュ系の色味がわかりにくかったり、染めてから時間が経つと“オレンジ味”が出てきたりします。

つまり、白髪はしっかり染めたい、でもオレンジにはなりたくない──
この2つを同時に叶えるには、ちょっとした工夫が必要なんですね。

オレンジ味を出しにくいヘアカラー剤は、ブラウンを極力含まない設計になっています。
このタイプのカラー剤は、ブリーチ力がしっかりあって、髪を明るくするのが得意で、白髪にも比較的しっかり色が入るけど、色落ちもしやすいという特徴があります。

特に、白髪がそこまで多くない方や、多少白髪が見えても気にならない方、そしてアッシュ系の色味を重視したい方にはおすすめです。
僕は、男性のお客様や「オレンジっぽくなるのがどうしてもイヤ」という方には、このタイプのカラー剤をご提案することが多いです。

ただし、「白髪は見せたくない!」という方には、やっぱりブラウンを含んだしっかり染まるタイプのカラー剤がおすすめです。
オレンジ味が出やすい分、定期的なリタッチやアッシュ系カラーの補色ケアで、色持ちや質感をキープしていきます。

アッシュにしたいけど、オレンジになるのはイヤ。
白髪は隠したいけど、重たく見せたくない。
そんなときは「何を優先したいか」を一緒に考えながら、あなたに合ったカラー選びを一緒に探しましょう。

迷ったときは、いつでもお気軽にご相談くださいね。

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この記事を書いた人

ヤブ カツロウのアバター ヤブ カツロウ 記事を書いている人

2008年から奈良県香芝市で美容室GAROを開業した美容師です。
普段は、お店でサロンワークに励んでいます。時間を見つけてブログの更新を頑張るので、たまにチェックしてくださいね♪
日々店舗拡大の野心を抱きながら、夢は大きく現実は小さくをモットーに今日もこじんまり営業中☕️!

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