美容師泣かせの一言!?「おまかせで」が嬉しいときと困るとき

「今日はおまかせでお願いします」
「…はい」美容師あるあるの“嬉しいようで困る一言”です(笑)

正直に言うと、毎月通ってくださっているお客様からの「おまかせで」は嬉しいオーダーです。
それは、これまでの来店履歴や好み、髪質、ライフスタイルまでわかっているからこそ、信頼関係の上で成立する“おまかせ”なんですよね。

でも、初めて担当するお客様だった場合だと…正直、難しいです。

なぜかというと、「おまかせ」って言われても、

・どんな髪型が好きか?

・どんな髪型が似合うとご本人が感じているか?

・髪のお悩みや日々の扱い方はどうか?

…などなど、美容師として知っておきたいことが山ほどあるからです。
そして、たとえ詳しくお話しいただいても、初対面でそれを完璧に汲み取るのは至難の業。

だから僕は、「おまかせ」は信頼関係をじっくり培った後にいただける、ご褒美みたいなオーダーだと思っています。

もちろん、長年のお客様でも、その日の髪悩みやご希望は必ず聞きます。
「いつも通りで」だとしても、確認とカウンセリングは欠かしません。
なぜなら、日々のコンディションは変わるし、何より仕上がりへの満足度に直結するからです。

あとひとつだけ、正直にお願いがあります。

「どうか、遅刻はしないでください…!」

カットの時間はたとえば1時間、と決まっています。
その中で、シャンプー・ブロー・カット・お見送りまで含まれていて、時間が押せば、どうしてもカウンセリングが短くなってしまいます。

だからこそ、信頼関係を培っていくためにも、丁寧なカウンセリングの時間が必要なんです。

でも、えらそうなことを言いながら、こちらが前のお客様の施術で押してしまって、お待たせしてしまうことも、正直あります…本当にすみません。

そんな時も温かく見守ってくださる皆様に、心から感謝しています。
だからこそ、より良いヘアスタイルをお届けできるよう、僕も全力で努めていきます。

「おまかせで」が最高の言葉になるように。
それには、少しずつ積み重ねていく時間が大切なんです。

そのためにも、僕たちが信頼される美容師になっていけるよう、日々がんばりますので、どうぞよろしくお願いします。

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この記事を書いた人

ヤブ カツロウのアバター ヤブ カツロウ 記事を書いている人

2008年から奈良県香芝市で美容室GAROを開業した美容師です。
普段は、お店でサロンワークに励んでいます。時間を見つけてブログの更新を頑張るので、たまにチェックしてくださいね♪
日々店舗拡大の野心を抱きながら、夢は大きく現実は小さくをモットーに今日もこじんまり営業中☕️!

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