最近、ドラッグストアのホームカラーコーナーをのぞくと、その種類の多さに驚かされます。
色味のバリエーション、仕上がりイメージ、用途別の細かいカテゴリまで、まるで専門手の卸売り場のよう。
「これだけあれば、きっと私にぴったりの色が見つかるはず」
そう思って、ワクワクしながら選ぶのは当然のことです。
が…実はここに“色味ガチャ”の落とし穴が潜んでいるんです。
というのも、パッケージの写真や説明文だけを頼りに、自分の髪に合う色を見極めるのはかなり難易度が高いんです。
たとえば、髪質・履歴・元の色味などの条件によって、まったく同じホームカラーを使っても仕上がりは人によってバラバラ。
実際、美容室でカラーをさせていただく際、お客様の髪にホームカラーの履歴があると、少々困ることがあります。
思っていたより黒く染まっていて、サロンカラーでも明るくできない
一部だけが明るくなっていて、色ムラの補正が難しい
何の成分が使われているか分からず、希望色に近づける事ができない・・・
ホームカラーに使われている薬剤には、アルカリ・酸性・塩基性カラーなどの種類があります。
ですが、お客様から「どのタイプのカラーだったか?」をお聞きしても、正確にわからないケースが多いのが現実です。
(そして実は、僕たち美容師側も、ホームカラーの検証をそこまで深くできていないのが実情です・・・)
もちろん、忙しい日常の中で「今回は自分でサッと染めよう」という選択をされることもあると思います。
ただ、せっかくサロンで綺麗にケアをされてきた髪も、一度のホームカラーで“美髪リセット”されてしまうことがあるのです。
リセットされると、また元に戻すまでに時間も手間もかかってしまいます。
特に明るく染まるカラー剤や、ダメージが強く出やすい市販薬剤を使用された場合は、美髪への再生も難しくなることも。
ですので、「少しだけ気になるから」「とりあえず隠したいから」そんな時こそ、どうか一度ご相談ください。
ほんの数日我慢してサロンにお越しいただければ、髪を傷めることなく、理想の仕上がりに近づけることができます。
髪は、顔と同じくらい印象を左右します。
だからこそ、“運任せ”より“プロ任せ”でお願いします。
わからないことがあれば、いつでも気軽にご相談くださいね。
あなたの髪を、今日も丁寧に、そして未来まで美しく保てるようにサポートさせていただきます。
選んだ色は色味ガチャ!?ホームカラーの“思わぬ落とし穴”にご注意を

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