何度染めても赤っぽくなる?実は“生まれつきの色”が関係してるんです

「アッシュで染めたはずなのに、なぜか赤っぽくなる…」
「寒色系にしたいのに、仕上がるとオレンジ寄りに見える…」

こんなお悩み、感じたことはありませんか?

実はそれ、あなたの“生まれ持った髪の色”=メラニン色素が影響しているかもしれません。

日本人の多くは、赤みを含んだ「赤系メラニン」を持っています。
この赤系メラニンは、ピンクやモカ系などの暖色カラーとは相性が良く、綺麗に発色しやすいんですが…

アッシュ系・マット系・シルバー系などの寒色カラーにしたいときは、赤みが邪魔をしてしまい、思ったような色味にならないことがよくあります。
たとえブリーチをしても、ほんのりオレンジが残ってしまうのが、このタイプの髪質の特徴です。

逆に、日本人の中でも少数派の「黄系メラニン」を多く持っている方は、
寒色系の発色も得意で、アッシュやマットもスッとキマりやすい傾向にあります。

「じゃあ、自分の髪質ってどっちなの?」と思った方も安心してください。

その見極めや、発色のコントロールは美容師にお任せください。
カラー剤を選ぶときに、髪の状態やもともとの色素を見ながら、必要に応じて「補色(ほしょく)」というテクニックを使うこともあります。

補色とは、元々の髪質の持つ色味を中和するために、逆の色を少し足して調整する方法です。
たとえば、赤みを抑えたいなら、緑(マット)を少し混ぜたりするんです。
このひと手間で、カラーの仕上がりがグッと理想に近づきます。

ご自身のメラニンが「赤系」か「黄系」か、ハッキリ線を引くことは難しいですが、
「何度染めても赤くなる」なら、それは髪質が赤系メラニンタイプというサインかもしれません。

大切なのは、“髪に合った色の選び方”を知ること。
ぜひ美容師に相談してみてくださいね。

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この記事を書いた人

ヤブ カツロウのアバター ヤブ カツロウ 記事を書いている人

2008年から奈良県香芝市で美容室GAROを開業した美容師です。
普段は、お店でサロンワークに励んでいます。時間を見つけてブログの更新を頑張るので、たまにチェックしてくださいね♪
日々店舗拡大の野心を抱きながら、夢は大きく現実は小さくをモットーに今日もこじんまり営業中☕️!

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