「パーマがうまく出る日と、なんだか全然出ない日があるのよ〜」
そんなふうにお客様から聞かれることがあります。
改善方法としては意外とシンプルで、朝のちょっとしたスタイリングの“やり方”で変わるんです。
まず大事なのは、パーマをしっかり出したいなら、スタイリング前に髪全体をきちんと濡らすこと。
「寝ぐせ直し」くらいの感覚で軽くスプレーするだけでは、パーマのカールは出にくいです。
髪の芯からしっかり濡らしてあげることで、パーマが復活します。
その状態で、ジェルやムースを手のひらに広げて髪全体に馴染ませながら、パーマをしっかり出します。
気に入った形を作ってから、乾かしていきます。
ここで注意したいのが、ドライヤーの風の強さです。
風が強すぎるとせっかくのカールが伸びてしまいますし、手ぐしを通すとさらに伸びてしまうことも・・。
特に最近のパーマ液は、髪にやさしいタイプが主流で、仕上がりも柔らかい分、熱には少し弱め。
なので、熱や風でカールが伸びやすくなるんですね。
そんなときにおすすめしたいのが「ディフューザー」というドライヤーの先につけるパーツ。
風をやわらかく分散してくれるので、カールを崩さずにふんわり乾かすことができます。
ちょっと乾くのに時間はかかるんですけど、朝の余裕がある時にはぴったりです。
仕上げの最後には、カールをキープするスプレーを使うのも忘れずに。
これをしない方が実は多いんですが、スプレーひとつで1日の持ちがまったく違ってきます。
最近は自然な質感に仕上がるスプレーもたくさんあるので、「固まるのが苦手…」という方にもおすすめです。
朝のパーマが思い通りにいかない日。
その原因は、髪のコンディションやクセじゃなくて、ちょっとした乾かし方の違いかもしれません。
わからない時は、ぜひ気軽に担当美容師に聞いてくださいね。
頼ってもらえると、僕たちはけっこう嬉しいんです。
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